我が国の中小企業数はおよそ360万社、大企業数は1万1千社です。何と全企業数の99.7％が中小企業であり、そこに就労する人数は3,220万人で就労人口のおよそ7割を占めています。この中小企業の活力が低迷し、そこで働く人々が豊かさを感じることができなければ、日本を真に豊かな国といえよう筈がありません。しかしながら、国の政策は相変わらず大企業や富裕層を潤すものばかりで、トリクルダウン（＝したたり落ちる）といわれる経済効果はなかなか姿を現しません。それどころか膨張する社会保障費の現役負担は、大企業と中小企業も、富裕層と庶民も全く同じで、これでは経済格差の拡大に歯止めが掛かるわけがありません。

中小企業や個人事業主は個々の才覚により事業を起こし、継続、発展させてきましたが、これからも今までどおり政策に期待することはできず、難しい経営の舵取りを求められることでしょう。そして、そこに税務会計と財務の適切な処理と対策の実行が不可欠であり、ここに私たちが専門サービスをご提供し、お力添えする意義があると確信しています。

私たちは仕事の基本的なスタンスとして次のキーワードを掲げています。

• 私たちは関与先の利益を
  第一に考えます。
• 個々のビジネスを通じて
  社会に貢献します。
• 関与先の発展は
  私たちの成長です。

私たちは法令等の許される限りClientの利益を最優先に考え、健全に事業を存続できるよう各種の提案をし続けます。節税・資金調達・事務合理化、組織再編・事業承継・M&A、遺言・信託・相続対策、海外進出と国際税務、医療法人・MS法人・一般社団法人その他の特殊法人活用等々多彩なメニューに対応していきます。そしてそのためには、総合力と専門力を兼ね備えた人材「General and Special Expert」の養成が欠かせません。研修制度や専門部会を更に充実させ、豊富な事例の共有と新規事案へのチャレンジによりこれを実現してまいります。

令和3年1月、私たちは法人名を『エバーグリーン税理士法人』に改称しました。エバーグリーン（Evergreen）には、「常緑の」「いつまでも衰えることのない」という意味がございます。お客様の依頼に応え、お客様と共に成長し、永続していくという創業理念をエバーグリーン（常緑）という言葉に託しました。これからも皆々様のお役に立てるよう精一杯努めてまいりますので、一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

以上

山手 洋二

昭和59年慶應義塾大学商学部を卒業後、一般企業勤務を経て当業界へ転身。
平成12年税理士登録、平成21年当税理士法人の代表社員就任、平成30年所長就任。