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その他 2022年10月4日

【時事解説】ワーケーション導入への期待 その1

近年、ワーケーション導入への期待が高まっています。その背景としては、コロナ禍によるテレワークの普及・拡大に加え、働き方改革の推進による柔軟な働き方へのニーズ対応、混雑を回避しつつ安心で快適な旅行をしたいといった旅行に対する概念の変化などがあげられます。

 国土交通省観光庁発行のパンフレット「『新たな旅のスタイル』ワーケーション&ブレジャー」によると、ワーケーションとはWork(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせた造語で、テレワーク等を活用し普段の職場とは異なる場所で余暇を楽しみつつ仕事を行うことをいいます。一方で、ブレジャーとはBusiness(ビジネス)とLeisure(レジャー)を組み合わせた造語で、出張等の機会を活用し、出張先等で滞在を延長するなどして余暇を楽しむことをいいます。

 ワーケーションは、大きく「休暇型」と「業務型」に分類されます。「休暇型」は、有給休暇を活用してリゾート地や観光地などで余暇を楽しみながらテレワークを行うスタイルです。「休暇型」は企業が福利厚生を目的に行っている場合が多く「福利厚生型」とも呼ばれています。

 一方「業務型」は仕事をメインとするスタイルで、その前後などに休暇を楽しむといった形態です。「業務型」は企業や受入地域のニーズに合わせて更に「地域課題解決型」、「合宿型」、「サテライトオフィス型」の3つに分類されます。

 「地域課題解決型」は、地域関係者の交流を通して地域課題の解決策を共に考えるものです。「合宿型」は場所を変え、職場のメンバーと会議、研修等を行うものです。「サテライトオフィス型」は会社が設置するサテライトオフィスや一般的なシェアオフィスを利用してテレワークをする勤務形態です。(つづく)

(記事提供者:(株)日本ビジネスプラン)

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