(前編からのつづき)
「卸売業」に次いで「サービス業」(4,665億円増)、「運輸通信公益事業」(4,056億円増)となっており、増加率が最も高いのは、「鉱業」(33.7%増)、次いで「料理飲食旅館業」(30.2%増)と続きました。
所得金額の減少額・減少率を業種別にみてみますと、減少額が最も大きいのは、「金融保険業」(▲4,969億円)、次いで「化学工業」(▲958億円)となりました。
減少率が最も高いのは、「出版印刷業」(▲13.0%)、次いで「繊維工業」(▲10.1%)となりました。
また、法人税額は14兆2,443億円(前年度比7.5%増)で2年連続の増加となりました。
所得税額控除は4兆7,564億円、外国税額控除は8,196億円で、前年度比で所得税額控除は6,048億円(+14.6%)増加、外国税額控除は2,457億円(+42.8%)増加しました。
繰越欠損金については、当期控除額が9兆3,400億円(前年度比▲7.4%)と2年ぶりに減少し、翌期繰越額は75兆5,231億円(同2.7%増)で、3年連続の増加となりました。
今後の動向に注目です。
(注意)
上記の記載内容は、令和6年9月2日現在の情報に基づいて記載しております。
今後の動向によっては、税制、関係法令等、税務の取扱い等が変わる可能性が十分ありますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。