(前編からのつづき)
また、申告漏れ課税価格は954億円(同139.0%)、追徴税額合計は122億円(同140.8%)となり、いずれも簡易な接触の事績の公表を始めた平成28事務年度以降で最高となりました。
無申告事案については、申告納税制度の下で自発的に適正な申告・納税を行っている納税者の税に対する公平感を著しく損なうものであることから、国税庁では資料情報の収集・活用など無申告事案の把握のための取組を積極的に行っており、的確な課税処理に努めています。
令和5事務年度においては、追徴税額は123億円(対前事務年度比111.4%)と増加し、公表を始めた平成21事務年度以降で最高となりました。
相続税の補完税である贈与税についても、積極的に資料情報を収集するとともに、あらゆる機会を通じて財産移転の把握に努め、無申告事案を中心に贈与税の調査を的確に実施しております。
令和5事務年度においては、実地調査件数は2,847件(対前事務年度比97.9%)、追徴税額は108億円(同137.5%)となりました。
今後の動向に注目です。
(注意)
上記の記載内容は、令和7年5月12日現在の情報に基づいて記載しております。
今後の動向によっては、税制、関係法令等、税務の取扱い等が変わる可能性が十分ありますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。