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コラム 2019月06月4日

《コラム》2019年注目の勤務間インターバル助成金

◆勤務間インターバル導入コースが拡充

働き方改革法案の1つ、勤務間インターバル制度努力義務化がスタートしました。それに伴って4月より「時間外労働等改善助成金 勤務間インターバル導入コース」の助成金額が最大100万円に倍増しました。

◆どんな助成金なのか

長時間労働を是正するため、勤務終了後9時間以上の休息時間を設ける「勤務間インターバル制度」を会社の規則にすることによって働きやすい会社を作っていくことが目標の助成金です。休息時間を作るには現状の働き方を効率化して生産性を上げていく必要があるでしょう。効率化を妨げている以下のような企業の課題解決の費用に助成金が出ます。
(1)人手に頼っている古い機械設備・システムで、調子も良くなく効率が悪い。
(2)働いている時間の記録をとっていない、または手書きをしていてはっきりとした労働時間の把握ができていない。
(3)業務上の無駄な作業があるようだが把握しきれていない。労働時間への意識があまりない。
対策としては(1)であれば在庫管理負担軽減のためのPOS、自動食器洗い乾燥機、携帯型成分分析計、入出荷システム、ダンプカー追加、業務システム、多機能美容機器、3DCAD専用機など様々な業種、機器が対象で効率化UPを目指します。
(2)であれば出退勤管理システム、打刻機器が対象で正しい勤務時間の把握やメリハリのある働き方をサポートします。
(3)のような状態であればどんなにいいシステムや機械を入れても、意識が変わらない限り社内改革は進まないため、外部専門家による業務意識改善研修を受けることができます。

◆助成金の注目ポイント

この中で注目なのは(1)の課題解決の有効活用です。勤務間インターバル制度を採用することで今まで高くて手が出なかった機械設備やシステムを会社負担も減らしながら導入や更新ができます。例えば11時間のインターバル制度を採用して100万円のシステム導入であれば3/4の75万円が助成金で軽減されます(助成上限は100万円)。働く環境がよくなれば社員も喜ぶでしょうし、機械導入の負担も減らすので一挙両得といえるでしょう。今年度注目の助成金をぜひ活用してみてください!

コラム 2019月06月4日

《コラム》飲食業界の人手不足対策に使える設備備品

◆どの業界も人不足の悩みはつきませんが

昨今特に飲食店業界は「人が足りない」と悩まされています。人が採用できればそのような悩みは解消されていくと思いますが、なかなかすぐには解決できない課題でしょう。飲食店を継続していく上での損益計算で売上100に対して材料費と人件費の合計が60以上だと要注意といわれています。また水道光熱費が8以上であると使いすぎているようです。
そのような人不足、コスト削減につながるであろう設備備品についてみていきます。

 

 

◆沸騰時間短縮寸胴

寸胴鍋ですが、鍋底に炎をキャッチしやすくなるフィンがついている寸胴です。
特長としては炎をキャッチしやすいフィンがついているため、同じ火力で効率的に鍋が温まります。一般的な60cm寸胴とフィン付きを比べると40分ほど短い時間で沸騰します。
ざっくり年52,000円と年400時間の短縮になります。従業員に早く出てきてもらって仕込んであるスープを暖めてもらう時間を短くできそうです。

 

◆テーブル脚自動調整アジャスター

次は1セット5,000円ぐらいで導入できる製品です。ホールにあるテーブルはガタガタすることがありますが、毎日開店前にテーブルの脚の調整をされている店も多いでしょう。そんな手間を自動調整の脚が解決します。ガタガタしていたとしても、特殊な粘弾性体によって物の数秒でテーブルのガタつきが解消されます。
特にカフェで効果があるでしょう。毎日たくさんのテーブルを調整するのは大変です。自動で調整してくれれば他の準備に時間を回すこともできます。

 

◆他の業界でも色々な製品で時短が図れる

今回は飲食店に注目しましたが「時間」は会社の経営資源(ヒトモノカネ時間)です。しかし時間短縮=コスト削減だけでなく従業員満足UP、お客様サービスUPにつなげたいものです。経営者が大きな改善に投資して、現場で小さな改善を積み重ねていくことが重要です。利益・資源を未来の会社・お客様・スタッフに投資することが繁栄する会社づくりにつながるでしょう。

 

税務トピックス 2019月05月28日

消費増税で郵便代値上げ

総務省は10月1日の消費増税に合わせ、手紙(25グラム以下の定形郵便物)の郵便料金を現行の82円から84円に、はがきの郵便料金を62円から63円に値上げする方針を固めました。値上げは手紙が5年半ぶり、はがきが2年4カ月ぶり。

この値上げはあくまでも郵便料金の引き上げで、切手の購入価格に税率引き上げ分が上乗せされたということではありません。消費税は国内で事業者が対価を得て行う取引を課税対象にしているものの、「土地の譲渡や貸付け」や「有価証券の譲渡」などいくつかの取引は非課税とされていて、「郵便切手類・印紙の譲渡」も課税されない取引に含まれています。増税を前に「63円切手」や「84円切手」が登場することが予想されますが、これは切手の価格が高くなったというわけではなく、配達にかかるお金が上がったことに伴い、その郵便サービスを切手一枚で提供するために発行されるものです。

社内の税務処理においては、郵便切手を購入したときには消費税を非課税と処理し、配達代金として郵便切手を郵便物に貼って使用したときに初めて消費税を負担したとするのが本来の形と言えます。しかしそこまで厳密な処理を行うことは実務的ではありません。そこで、購入したときに課税対象の「通信費」に計上して、消費税を負担したものと扱う実務が認められています。

<情報提供:エヌピー通信社>

税務トピックス 2019月05月28日

ジム利用費を所得税控除

スポーツクラブに継続して通う費用を所得税から一部控除する――。自民党の有志議員による研究会が、社会保障の充実に向けた提言にこんな項目を盛り込みました。個人や企業に「健康への投資」を促すための税制を新設する内容で、健康寿命を延ばして社会保険料を払う就労者を増やし、社会保障制度を安定的に運用することを期待します。根本匠厚生労働相と茂木敏充経済財政・再生相に提出し、政府が夏に決める経済財政運営の基本方針(骨太の方針)に反映するよう求めます。

研究会には加藤勝信・党総務会長や世耕弘成経済産業相ら安倍晋三首相を間近で支える議員が多く参加しています。上野賢一郎財務副大臣が会長を務めており、官邸だけでなく税を所管する財務省も押さえていることからも実現する可能性が濃厚です。

提言では「予防・健康づくりを年金、医療、介護、子育てに並ぶ社会保障の第5分野と位置づけ、財源や給付面での制度化を目指すべきだ」と指摘。さらに「個人の健康増進、社会保障の担い手増加、成長産業の育成を同時に実現する」と意気込みました。具体的には、個人や企業の健康づくりに向けた投資につながる新税制の検討を要求。スポーツクラブなどの運動施設を継続的に利用するための費用を所得税の控除対象に加えたり、企業向けに「健康投資」の要件を定めて税制上の優遇措置を適用したりするよう提唱しました。

政府が病気予防や健康づくりを促せば、予防関連のビジネス拡大につながり、経済成長効果が期待できます。自民党幹部からは「既得権益化して新たな族議員の類型になったとしても、反発が起きにくい分野だ」との声も漏れます。

<情報提供:エヌピー通信社>

税務トピックス 2019月05月21日

泉佐野市がギフト券贈呈を再開

 ふるさと納税制度を巡り、3月まで期間限定でアマゾンのギフト券をプレゼントしていた大阪府泉佐野市が、4月2日にギフト券贈呈キャンペーンを再開しました。ふるさと納税制度が見直される直前の5月末まで実施する方針だといい、税優遇が適用される期間内いっぱいを使って、多額の寄付を集める狙いとみられます。

 泉佐野市は2~3月の寄付限定で、通常の返礼品に加えて寄付金額の最大2割に当たるアマゾンギフト券をプレゼントするキャンペーンを実施していました。ふるさと納税制度は6月以降、返礼品の価値を寄付金の3割以下に限定し、基準に従わない自治体を税優遇から排除するよう見直すことが決まっています。

 自治体の指定に当たっては、昨年11月以降の取り組みを考慮するとしたことから、ギフト券を贈呈していた泉佐野市は排除される可能性が高い状況です。キャンペーン再開の理由について泉佐野市は「キャンペーン最終日の3月31日にご寄附が集中したことで、結果的に寄附したくても出来なかった方から多数のご要望をいただきました」と説明していますが、実質的にキャンペーンで制度見直しまでに多くの寄付を集める狙いがありそうです。

 キャンペーンの効果もあり、泉佐野市は2018年度だけで寄付額が約360億円に達するとの見込みを発表しています。これは制度全体の寄付の1割に近い数字です。こうした動きを受けて石田真敏総務相は、「個別の団体の対応についてコメントすることは差し控える」とのみ述べています。

<情報提供:エヌピー通信社>

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